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令和8年 新年のごあいさつ
名古屋薬業健康保険組合
理事長 高木 裕明
新年あけましておめでとうございます
組合員の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年中は、当組合の事業運営につきまして格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
2025年を振り返りますと、賃上げの動きが続く一方で、物価上昇がそれを上回り、家計や企業経営にとって厳しさを伴う一年となりました。こうした経済情勢のもと、医療費は引き続き増加傾向にあり、社会保険制度を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。
健康保険をめぐっては、2026年度の診療報酬改定において、12年ぶりとなるプラス改定が決定され、医療機関体制の維持に重点を置いた大幅な見直しが行われます。同時に、高額療養費制度やOTC類似薬の保険適用についても、長期療養者への配慮や現役世代の負担との均衡を踏まえた見直しが進められています。また、医療DXの一環としてマイナ保険証の利用促進が図られ、医療の質の向上や事務の効率化が期待される一方で、円滑な定着に向けた丁寧な対応も求められています。
当組合では、2026年度の運営方針として、事業主と連携した健康経営の支援や女性の健康課題への取り組みとともに、加入者一人ひとりのセルフケア促進を重点課題として取り組むこととしています。特定健診・特定保健指導の充実や、日常の健康管理に役立つ情報提供を通じて、厳しい財政状況の中にあっても、「健保組合に加入していて良かった」と実感していただける運営を目指してまいります。
健康は日々の積み重ねによって守られるものです。健保組合として、皆様の健康づくりを支え、持続可能な制度運営に努めてまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、組合員並びにご家族の皆様のご健康とご多幸、そして本年が実り多い1年となりますことを心より祈念し、新年のごあいさつといたします。
